カレー食べた

茶店のカレーって なんか好き。 


インド料理のレストランで出てくるカレーが、
そりゃあホンモノなのかもしれないけど
茶店のカレーは ニセモノじゃなくて、
これは こういう料理なの、って ワタシの中では感じてる。
ああ、カンヅメから出てきたのね・・みたいな味とか舌触りとか。 


昔だったら「サンタのカレー」っていうのが多かったよね。
店の外にサンタのカレーの空き缶がいっぱい並んでたりして。
ついでに その缶カラの中に、ナニゲにポトスとか入ってると、
ますます好き^^*


今はレトルトなのかなあ。
業務用レトルトカレーって 時々売ってるものね。
でも あれを温めてウチで食べたとしても 
「喫茶店のカレーを食べた!」
っていう感じには ならないような気がする。


どっちでもいい有線が流れる、
中途半端に小綺麗な喫茶店で食べるカレー。
窓から外を見ても大した景色はなくて、見えるのは、国道くらい。
学生時代のデートだな。このイメージは(笑)


黒い壁に黒い天井。
銀色のライトがそこここから 白く昇っていくタバコの煙を照らし出す。
誰もいない舞台の隅の角っこが 少し欠けて白くなっている。
妙に高い椅子で 足をブラブラさせながら食べる、カレー。
これは・・・ライブハウスだな。
あいつは 今でも音楽やってるんだろうか。 


インドカレーも、
ホテルオークラのラウンジで食べるカレーも、
銀座の老舗で食べるカレーも、
好きだけど。 


茶店のカレーは それとは違う食べ物なのよ。