やっともうすぐ5月が終わる 

なんかもう ハッキリしないことばかりで、しかも どーかしちゃったんじゃないの? というくらい忙しく、さらに やることが多すぎてうまく手が出せないという三重苦の5月がもうすぐやっと終わる。 
Chaboが青山で「雨上がり」を歌ったっていうニュースを読んで、少しずつキヨシローを失ったショックから立ち直って来たところに、今度は栗本薫/中島梓が夢の世界へ旅立ってしまった。二人とも、別に個人的な知り合いというわけではないし、作品とも、申し訳ないけれど ここ数年は少し距離があった。でも、youtubeに新しいライブの映像を誰か親切な人がUPしてくれてるのを見つければ喜んで見ていたし 神楽坂倶楽部も時々覗いて、そのたびにいくつか過去ログを漁ったりするのは続けてた。
この感じは、えーっと、定期預金なんかちょっと似てるかもしれない。普通の日常の生活で、その有無が話題になることって少ないけど、それが「ある」っていうことが 平気で毎日を送っていけるための銃後の支え、心理的な柱っていうか。だから、今は、いきなり定期預金がカラになっちまったみたいな、そんな呆然とした気分をココロのどこかに感じてるっていうわけだ。しかも異議申し立てのできないやんごとなき事情で、っていうのが辛い。2009年の5月、一生忘れられないよ。
さて、先月校了するはずだったのに、依頼主さん側の確認モレとオーダーミスでずるずる延びちまってたメディアものが昨日やっと校了した。今回、初めてさんばっかのスタッフィングで 指示が通らなかったり、どうでもいいとこにこだわって変なことになっちゃってたり、途中経過では「忍・・・」と思ったことが何度も何度もあった。でも、みんなが一生懸命だってことはよくわかってた。そして、みんなが一生懸命で誠意を尽くして力を合わせれば、おかしなものはできっこない。仕上がりは 非常に満足いくものだと思います。みんな、ありがとう! 愛してまーす! 今日は打ち上げしようね。美味しいもの食べて、喋って、笑って、思う存分楽しんでちょ^^ 我々チームの健闘を祝して。解散に感謝して。
あとはさ、たーっくさん売れるといいよね! たくさん売れたらまたオシゴト来ると思うからさ、そしたら次は、さらにもっと面白いこと、やろうぜ、やろうぜ!!
ああそうなんだよ。生きてるっていうことは「また次は」って言えるっていうことなんだ。
キヨシローの「次」も 栗本さんの「次」も わたしはいつもずっと楽しみにしてた。昔みたいに積極的に取りにいくことはなくても、「次」がいつ来るか、どんなものが来るかは 体のどこかが注目して、いつでも取りに駆け出せるよう待機してた。いよいよ危なそうだと聞いていても、まだ期待してた。その対象を失って 受け皿だけが空振りしてるのが現状。幻肢のように切なくもどかしい。
とにかく 生きてるわたしたちは「また次は」って言えるように 今日を作っていこう。恐れに立ち止まることなく、今のベストを尽くしていこう。ほしい夢に手を伸ばすことに、賢く、しなやかに、でも 往生際悪くやり続けていこう。世界そのものから「次」がなくなるようなことがないように。だって、ワタシたちが夢を見るからこそ「次」が現れるんだもの。


 
忌野清志郎 LittleScreamingRevue
フルートくるくる回してるんですが、フルートってのは3つのパーツからできてまして、ただはめこんでるだけなのよね。なので、下のちっちゃいところが外れて飛ぶんじゃないかと 見るたびにヒヤヒヤします(笑)